このサイトは、武蔵大学同窓会の旧サイト (〜2018年11月まで)です。
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■若手3社長座談会
司会 ところで、会社経営をされていて、今一番苦労なさっている点は何でしょう? |
田中 今ジュエリーそのものが「必要なのかどうか」という岐路にあって、本当に欲しい人しか買わなくなってきています。今迄は感覚で作れば売れたものが、そういった方の気持ちを捉えて作っていかなければならない。そこが課題です。また商売柄、資金を必要とするのでその点も悩みの種ではあります。
中川 課題は見えていて、どうしたら儲かるかもわかっているのですが、その為のいい人材を見つけることが大きな課題です。いわば河原でダイヤモンドの原石を見つけて磨くことなのですが、そう簡単には見つかりません。
大石 私もビジネスとしての課題はクリアに見えているのですが、アイデアを真似られたり、並行輸入で安く売られたりといった、他社の動きは頭が痛いところです。また、会社としては設立間も無く、なんの実績も無いので、銀行さんにお付き合い頂く事には苦労しました。これについては、武蔵の同期にメガバンクの方がいて、彼を通じ支店を紹介してもらい、口座開設と借入に漕ぎ着けることが出来ました。まさに武蔵の絆のおかげです。
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司会 ではここで、将来の夢或は展望についてお伺いしたいと思います。 |
田中 ジュエリー業界は意外に男性社会なんです。業界自体やはり製造業としての色彩が強いからだと思うのですが、私としてはそんな中で女性の感性を活かして、「女性の為に女性が考えるもの」という世界を作り続ける唯一の存在になっていければなと思っています。父の時代と違い、弊社も女子の割合がずっと高くなりました。女子パワーで他社と差をつけていきたいと思います。
中川 仕事は見つけようと思えばいくらでも見つけられます。ビジネスアイデアはどんどん出て来るので、あれもやりたいこれもやりたいと思う中、どう取捨選択してやっていくかです。その為に、自分の会社でやるか、もう一つ会社を立ち上げるか、そういったことを話し合える仲間がいるんですが、皆さん大企業の枠に収まりきれず独立した方ばかりです。そして、目指している共通のテーマは「雇用の創出」。大企業の中で雇用を大量に創出するのは困難ですが、我々中小企業がビジネスを一つ作っていけば、雇用は創出できると思います。大企業には出来ない中小企業の我々だからこそできる、そこに会社の存在意義がある。そしてそのような中で人を育てていきたい、というのがこれからの夢です。
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司会 目標として上場は展望されていますか?或は海外への展開は如何でしょう? |
中川 上場する意味があればいいのですが、上場した途端に自分の意思で会社を動かせなくなると思うんです。ですから、出資して下さるというお話もお断りし、全部自分達の自己資金で立ち上げました。その理念は変わりません。ただ、海外には出ていきたいとは思っています。
大石 会社を大きくしたいという、旧来の価値観で経営をしている方は少なくなっていると思います。株式を公開していると、株主総会直前の異常な緊張感からはどうしても抜け出せません。自分達が信じてやっていることに対して、他人様が「お金を出している」という理由で口を挟んでくる訳です。私もそうですが、お二方も、おそらく「自分が最高の事業モデルを作ることができる」という自負があり、その通りにやりたいというタイプの人間だと思います。そういう意味からいうと、会社を大きくすることが必ずしも目標にはならないと思います。一方で「ビジネスというゲームでは「絶対負けない」ということを目標にしています。
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