■静岡県・島田市 山本公男さん(35回欧米)島田の判子屋の店主は想像とは真逆のスタイリッシュで大きな野望と、
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◆これからの印章 |
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近頃、世の中は電子化、簡略化されて”印章”の役割にも変化がみられている。 「判子屋」も先細りの感があるが、山本さんはそんな事は折り込み済みで先を視ている。 山本さんは、印鑑を単なる事務的な道具としてではなく、人生の記念すべき節目のギフトとして考えている。例えば出産を機会に子供の口座開設のための印鑑、結婚を機会に新しい苗字、新しい氏名が刻まれた印鑑は、新たな家族の紳を実感できるアイテムだ。 愛着を持っていつまでも使えるよう、そのアイテムに芸術的な要素、遊び心を取り入れ、デザイン・素材・品質すべてにこだわり、世界にただ1本の印鑑に歓ぴと誇りを込めたいと山本さんは考えている。 特に「フィヌ」とという名の印鑑(フィヌとはフランス語で「極上」「繊細」)は、選りすぐりの印材と和の世界にヨーロッパのエスプリを取り入れた美しいフォルムにベネチアングラスのビーズをあしらったもので、山本さんにとって「僕の魂」だそうだ。 これは、ご自分で東京都庭園美術館の香水塔をモチーフにデザインをし、意匠登録をした大事なものであり、仏像を彫るように気持ちを込めて一つ一つ自らの手で彫刻しているそうだ。 また以前から、大好きな銀座で勝負したいという大きな野望を持っている。『伊東屋』に商品が並んだ、するともっと欲が出てきて、より多くの人に自分の印鑑をみてもらいたい、伝えたいと考えている。 雨上がりの朝、交差点の角の深緑の「山本印章堂」を見つけた時、居主のセンスの良さを感じ取れたが、帰り道を振り返って見た深緑には居主の思いがギュっと詰まって見えた。 世界に一本だけの自分だけの印鑑を作ってみませんか?
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(取材と文:白鳥 優子) |
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