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■”藍染織館” 奈良県明日香村
  藍染織館館長 渡邊誠弥さん(12回経済)

アナウンサ一時代に偶然にも出逢った一枚の藍染めの油単、この布が人と人を結びつけ、人が布を結びつけ、布が神さまを結びつけ 、その神様が人に居る場所を与えてくださった。人生とは出逢いと運。

◆美しい日本の村作りを目指して

京都に「みやび」な世界が存在するのなら、ここ奈良県では「さとび」の地と呼べる場所が多い。村里の美しさをいう「里美」を渡邊さんは多くの人に広めて生きたいと思っている。耳lこ美しく響くことばである。古代史lこ彩られたここ明日香村は山も川も木々も美 しい。神様からいただいたそれらを利用して人々がここに作った棚 田も美しい。「人生は出逢いと運、何ごとにも出逢いがあり、その出逢いには運がある。そのことに感謝し、幾重にも重なりながら展 開していく出逢いと運は、神様が結んでくださる人と人の縁である」と、渡邊さんは熱く語ってくださった。

奈良県の冬はとにかく寒い。来年には平城京遷都1300年を迎えるこの地、澄み切った空気の中、その日も大和三山はたおやかな稜線を 見せていた。

(取材と文:山下 多恵子)

明日香藍染織館
明日香藍染織館