■”藍染織館” 奈良県明日香村
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◆神様からいただいた「仲間入り」 |
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| 明日香村の藍染織館は石舞台からさほど遠くないところにある。厄除けで有名な岡寺の門前町の古い町並みの中にあり、元々は造り酒屋であつだという。築150年の重みを感じる建物である。渡邊さんが、それまでに収集してきだ1000点にも及ぶ藍染めの布とその魅 力をひとりでも多くの人に知ってほしいとの強い気持ちが、ここ奈良県明日香村の地に念願の「藍染織館」を開館させた。平成2年、48歳でNHKを退職し、5年後の平成7年(1995年)4月1日に開館した。 しかし開館に至るまでの道のりは容易なものではなかった。今から 20年位前の明日香村は外部からの人はなかなか村に入れてもら えなかっだのだという。渡邊さんはこの「厚い壁」こ突き当たってしまった。この地で親しくなっだ長老(村入りの保証人)に相談をして 、出した答えが「宮守に就く」ことであった。村の奥の神社である 「飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社(あすかのかわかみにいますうすたさきひめのみことじんじゃ)の宮守が今いないので、神主さんになって戻ってきたらきっと馴染んでもらえると思う」のことばを信じて 、渡邊さんは国学院大学で神職の資格をとり、明日香村に戻ってき た。 宮守14年目の今、渡邊さんは明日香村の人である。渡邊さんの 「強いこだわり」がここまで彼をそうさせだのだ。このことを友人に電話したら「ふうん、ヤモリになったのか。ヤモリも宮守も似たようなもんだもんね」と言われ、渡邊さんが机上の辞書を引くと「宮守」と書いて「ヤモリ」と載っていたことを笑いながら、車中で話してくださった。
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