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■仙北市角館・高橋 佐知さん(38回経営)


レゲエから解体新書へ

 高橋さんは学生時代に木下ゼミに所属、実践する経営学を勉強するために白雉祭では輸入雑貨の店を仕入れから販売まで実際に行ったという。「赤字でした。採算なんか考えないでやってましたから。でもその経験は貴重なものでしたね」と語る。年間28万人が来場する「角館歴史村・青柳家」の経営ノウハウには、高橋さんのそんな経験が生かされているのではないだろうか。
 角館地方の特産品として有名な桜の皮細工を専門に扱う「さとくガーデン」を2004年に立ち上げたのも、高橋さんの伝統を守る意識の表れだろう。旧来の加工品ばかりでなく、今のライフスタイルに合った新商品の開発にも怠りがないという。また、来秋には角館地内で温泉付きのホテルを開業して、滞在型の観光地としての展開も図っている。

青柳家中庭、解体新書の解剖附図を描いた小田野直武像

  「これだけ歴史的な建造物、所蔵物は角館の宝だと思っています。それを守り、来場された皆さんに歴史に触れていただくことも私の使命だと思っています」と語る高橋さん。「古きを温め新らしきを知る」を実践している若い当主の顔がそこにはあった。

(取材と文:時事通信社 秋田支局長 森 賢 26回経営)

・青柳家 HP

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