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■大竹 健次さん(26回経済)

新設された道の駅。生鮮を見抜く目は誰にも負けない。

◆地元70、立ち寄り30  
 現在、「道の駅」は全国で880箇所に及ぶ。福島県内では16番目の駅である。
「道の駅」というからには、市街地からはずっと外れたところにあるものとばかり思っていた。旅行などで行っても、そのほとんどが町と町の間に作られていて、「地場の物産が販売されていたり、お手洗いを利用できる施設」であったのが、ここ「南相馬」は全く従来の「道の駅」の形態を一変させたといっても過言ではなかった。
 JR常磐線の「原ノ町」からさほど遠くなく、国道6号線に面し、周りには警察署や消防署や市立病院のある、市の中心部にあることに驚いた。
大竹駅長は、ここに駅があるからこそ、他の駅とは、ひと味もふた味もちがったサービスができるという。
 「道の駅・南相馬」の開店にあたり、長年の間、スーパー畑で培ってきた自分の経験と知識をフルに活用して、その準備を進めてきた。ほとんどの「道の駅」は、観光地の郊外型であるのに対し、ここ南相馬市は、いくら「野馬追の里」で有名でも、これといった観光地もないため、ターゲットは、市民であり、地元の人々であると考えたのである。市民と地元客で70%、残りの30%が立ち寄り客になればいい、と数字を出した。
 品物をおいてくれる農家の人が、自分で野菜の値段を付ける。生産者は、安全で新鮮な品物を、しっかり作ってくれるので、消費者は安心して、美味しくて、みずみずしい野菜を、ここで手に入れることができる。街なかの「道の駅」ならではのメリットである。
 大竹さんご自身が、農家のご出身であること、そしてバイヤーとして携わってきたこと、二つの経験があるからこそ、生産者の気持ちと販売の環境が分かる「駅長」であることが分かった。
 これが地域の活性化に自然とつながっていくのではないかと、大竹さんは言う。

道の駅「南相馬」玄関前にて