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■斎藤 忠三さん(1回経済)

「武蔵大学讃歌」誕生のルーツを探る。
「武蔵大学讃歌」との運命的な出会い。

最後に、斎藤さんから大学卒業後のお話もお伺いすることができました。1年間助手として大学に残られた後、昭和29年にラジオ東京(現在のTBS)に就職されました。武蔵大学では1回生でしたが、ラジオ東京では一般公募の2期生という難関で合格されたそうです。
 当時はまだラジオが主流の時代、日本のみならず世界がテレビに移り変わっていくという大きな変革の真っ只中、日本のテレビの創世記に第一線で携わっていらしたそうです。
 今回斎藤さんからいろいろとお話を伺い、今まで何の気なしに歌っていた「武蔵大学讃歌」でしたが、歌詞に情景が加わり、新たなイメージが湧いてきました。これからは「武蔵大学讃歌」誕生秘話を思い出しながら、歌ってみたいと思います。斎藤さん、どうもありがとうございました。

(取材と文:中川千佳子)