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■ 佐々木 秀一さん(14回経営)
史都・多賀城を誇りに思い、その良さを伝えたい。
| ◆価値ある61分の1 |
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佐々木さんが観光ボランティアガイドになったのは今から4年前のことである。小学校時代を過ごした懐かしい地であり、大の歴史好きであるということ、知人から誘われたこと、縁あって再び多賀城市に住むようになったことが、「ガイドの佐々木さん」を誕生させた理由である。この誕生を誰よりも待ち望んでいたのは、他ならぬ「特別史跡・多賀城の史跡たち」であった。
歴史上重大な事件や文化にゆかりのある場所や施設を「史跡(史蹟)」と呼ぶ。その中でもいちばん格の高い史跡を「特別史跡」といい、多賀城史跡もその「特別史跡」としての役割を担っている。「全国に史跡は1,000箇所以上あるんですが、そのうち『特別史跡』って、どのくらいあると思いますか?」「うーん…」「61箇所しかないんです。ここ多賀城がその一つって、素晴らしいでしょ?」佐々木さんは胸を張って教えてくれた。
佐々木さんのうしろについて多賀城政庁跡に向かう。落ち葉を踏みながら歩く土の感触が温かく伝わってくる。手には分厚いファイルを持ち、説明をする先々で復元創造図のイラストを載せた資料を見せてくれた。「今日はこうして歩いていると暑いので着なかったのですが、これを着ないと調子が出ないので、やっぱり着ますね。」
といってつややかに光る紫色のジャンパーに袖を通した。背中には「史都・多賀城」の文字が入っていて堂々たるもので、何だかもっと楽しくなってきた。「多賀城の史跡は74ヘクタールの広さがあり、東京ドームが16個入る大きさがあるんです。多賀城政庁は、そのほぼ中央に約100m四方の敷地でおかれていて、多賀城の中枢部分であります。」残っている礎石を見ても、当時の政庁の大きさに圧倒される。奈良・平安の時代に「遠の朝廷」と呼ばれ、北の拠点となった政庁の規模が想像できる。 |
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