■留学生の古今満喫旅行記 in
富山・金沢
〜ムサシ、ムサシ…〜 |
ヴァンサン・ヴェスペラン (M.Vincent Vésperant) |
◆通学の疲れを冬休みで解消!?
私は大学に行くのが好きな人間だと言って差し支えないだろう。大学に行けば、人々と会うことができ、互いに経験を分かち合い、日々の新たな経験により私の日本留学を豊かなものにしてくれるからだ。私は大学が休みに入ることが嫌だった。大学が休みに入れば、授業が行われなくなり、授業を通じてできた武蔵大学の友だちと会う機会が減るからだ。けれども、とくに今回の1月の休暇については、これを楽しみにしていたことを認めないわけにはいかない。たしかに、フランスでは大学から徒歩3分のところに住んでいた私にとって朝霞と大学との間の毎日の電車通学は、新たな東京での生活でもっとも疲れることだったが、それでも、少し体を休めたいから休暇を楽しみにしていたわけではない。
◆同窓会の補助で参加可能に・・・
今回の研修旅行は、1月3日に出発して7日の夕方に帰ってくるものだった。「国際センター」のスタッフの説明によると、研修旅行への参加費用は引き下げられる可能性があるということだった。これは当初の参加費用があまりに高いためだが、引き下げられたとしても私にとっては長く逡巡する金額だった。だが、最終的に参加する決断を行い、今はまったく後悔していない。なぜなら、研修旅行は実に充実しており、あらゆる面で興味深いものだったからだ。
とはいえ、全額を支払わなくては参加できないと思って参加をあきらめた学生がいたことは残念なことだ。実際は、武蔵大学の「同窓会」の支援により参加費用はほぼ5分の1になる。同窓会も武蔵大学も、今回の研修旅行をできるかぎり快適なものにしようと、あらゆることをやってくれたのである。
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