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■謡曲部能楽鑑賞の会〜矢来能楽堂〜 

・開催日時:平成19年9月24日
・開催場所:矢来能楽堂 アルカディア市ケ谷
・参加人数:38名(公演) 28名(懇親会)

 我が能・狂言部(謡曲部)は、発足してから約50年になりますが、残念なことに、現在は部員が1名になってしまい、休部状態にあります。そんな中、何とか部に活気を与え、卒業生の結束を強めようということで、今回の催しを開催する運びとなりました。同時に、長年にわたって、当部を指導してくださった永島忠侈師から師範の籍を、卒業生で能楽師として活躍している古川充師に交代をする記念の意味もありました。

 当日は、矢来能楽堂(神楽坂)にて「武蔵大学謡曲部能楽鑑賞の会」として能・狂言の公演を行いました。顧問であられる瀬田勝哉教授による解説に始まり、永島師の仕舞「弱法師」ほか、狂言「萩大名」、そして能「半蔀」はシテ古川充師(39回生)、小鼓野中正和師(16回生)を配して上演されました。卒業生を中心に数多くの顧客に見守られる中、舞台は進行していき、幽玄の世界展開されていきました。

 公演後はアルカディア市ケ谷に会場を移し、懇親会が行われました。卒業生のほか、舞台に出演してくださった能楽師の方々も交え、当日の舞台の感想や、学生当時の思い出話に花が咲き、楽しくも、今後、部を守り立てていこうという決意をそれぞれに感じつつ、会を終えました。

 
 
(報告者:古川 和美  36回日文)

 

●平成19年3月開催 武謡会55周年記念謡の会