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「白雉体育会」の結成に関する趣意書

 武蔵大学の同窓会組織には、『同窓会報』でも皆様ご承知のように同期会部会、地方部会、職域部会、ゴルフ部会等のようにいくつかの部会組織があり、この中の一つに私達の一番身近な「体連部会」があります。武蔵大学体育部出身の卒業生全体を統括し、体育部の持つ独特の連携を持って武蔵大学同窓会の発展、ひいては武蔵大学の発展に寄与する、ということがこの部会の最大の目的であります。
 武蔵大学の体育部(体育連合会)は現在33団体あり、ほとんどのクラブにそのOB会が存在しています。しかしながら、同窓会の「体連部会」だけでは、それらに所属する卒業生すべてを掌握することには限界があります。
 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、いままでも「体連OB会」と称して、この「体連部会」の諮問的な組織は存在していました(武蔵祭の時にはこの体連OB会が大いに活躍していただきました)。しかし、各体育部のOB会から、「体連本部のOB会のようでもあるし、その目的もはっきりせず何だかよくわからない」などいうように、今一つその性格が理解しにくい、という声が数多く寄せられておりました。
 また、同窓会理事会内でも、「体連部会」と「体連OB会」とその位置付けが今一つ明確なものではない、という意見がたびたび出されておりました。
 そこで、現存の「体連OB会」を発展的に解消して、全体的に理解しやすい名称に変更して、同窓会「体連部会」の諮問団体としてはっきりと組織化し、その性格を整理し、「体連部会」を通じて同窓会を側面から支援していこう、という意見が体連部会の常任理事と理事のあいだでまとまりました。
 また、自分の所属した団体はもちろんのこと、武蔵大学の各体育部が強くなってもらいたいという希望は、各体育部OBであるならば誰でもがお持ちかと思います。しかしながら、各部の選手獲得方法、練習施設の改善、遠征費の捻出等、現在の武蔵大学各体育部は、様々な問題点を抱えております。
 その様な問題点の解決方法を、いままでのように現役の学生諸君に一方的にまかせきりにしておくようなものではなく、このような組織的な手段で現役諸君を側面から支え、現役学生と、体育部の卒業生が一体となって、同窓会本部を通じて大学側と意見交換をしていくような方法もひとつの考え方ではないか思います。
 そして将来的には、課外体育活動的な側面から武蔵大学のことを考えていければと、今回の組織結成にはこのように大きな目的も含まれております。
 このような組織を持って、各体育部の様々な意見調整をする事によって、体育部の中でお互いが理解しあい、ひとつの目的に向かっていく意識を高め、自分達のクラブの事だけではなく、武蔵大学の体育部全体を見渡せる体制を、現役学生諸君と体育部の卒業生が一体となって築き上げていく事に、大きな意義があると考える次第です。