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  木村 重紀(柔道部OB12回生)

 昨年より交換留学生をスタートさせた高麗大学との親善試合のために、柔道部の学生9名は訪韓(平成15年3月13日〜16日)した。
柔道部韓国遠征 大野教授、織戸学生課長とOBとして菅野OB会長、新原OB副会長、木村が同行した。
 初日は高麗大学渡辺先生の施設案内、大学の東西に地下鉄駅があり、校内はシャトルバスが走り、学生数は分校を含め3万名との規模の大きさに圧倒される。
  その夜は日文科の先生達が大野先生を中心とする我々を歓待してくれた。その中に村上春樹や村上龍の翻訳で著名な金春美教授も同席され武蔵の留学生に対し「とても積極的」と誉めてくれた。
  一方学生達は昨年武蔵大学に留学した4人の学生の通訳で両校柔道部員の懇親会。翌日学生会館前広場に畳を敷き詰めた会場で、韓国柔道の重鎮で延世大学師範方九段の歓迎挨拶のあと大韓民国特別市ソウル柔道会から武蔵大学柔道部へ感謝状の贈呈があった。
  菅野監督が「熱い歓迎に感謝しています。柔道を通じてさらに両国の交流を図りたい」と答礼をする。
  晴れてはいたが気温が低かったので入念な準備運動後試合開始。第一試合は体重別、第二試合は本戦。武蔵が先行されると留学生から「武蔵ガンバレ!」の声援が飛び、互いに技を掛け合い、200名余の観衆から歓声と拍手が何度も沸きあがった。
柔道部韓国遠征  体重別は6勝2敗1分、本戦は5勝3敗1分であったが、勝敗もさることながら互いに得意技を出し合い、親善にふさわしい試合内容であった。 方九段から「武蔵の選手は姿勢が良い」との評価をいただいた。
  その夜は先生、柔道関係者、両校の柔道部、留学生(今年の留学生も)の合同大コンパ。学生達は互いに打ち解け、両校柔道部の優勝旗を作ろうではないかとの提案もなされたようだ。
  何よりも学生達が「来年は高麗大学の寮に宿泊し、自費でいいから遠征したい。」と異口同音に希望していたことが最大の収穫であった。