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■第3回 生涯学習講座「みんなで歌おう」 開催報告

・開催日時:平成27年7月11日(土)
・開催場所:武蔵大学3号館3224教室
・参加人数:40名(OB18名、学生22名)

 「いつかはクラウンに・・」高度成長期時代、更に豊かさを求めて目指したゴールを表わしたある自動車のCMを覚えていらっしゃる方も多いことと思います。
 「いつかは第九を・・」そんな壮大な目標を掲げ、先ずは手始めに、と企画されたのが今回の生涯学習のテーマ「みんなで歌おう」です。合唱経験の有無を問わず、18人の卒業生が、集まり、大学合唱団リーデルクランツの現役学生の皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごしました。
 一緒に歌うのは3曲、用意された楽譜に目を通すと、なんだかわくわくしました。緊張気味のOBOGを前に、まずは呼吸と発声の練習からスタート、姿勢を伸ばして大きな声を出すと体も軽くなったような気分です。メニューは日頃リーデルクランツの皆さんが教室で行っている練習がベース。私達卒業生もまるで学生時代に戻ったような、懐かしい時間が流れていきました。
 少し大ぶりのアクションと飛び切りの笑顔が素敵な、学生指揮者水戸さん(3年生)のリードでリラックスしたムードが拡がり、現役と卒業生が徐々に一体化して練習が進んでいきます。OBOGの表情も明るくなり、最早年齢差を感じさせず、だんだん声も出て来ました。
 いつもと同じ教室で開催されたのが良かったのでしょうか。すっかり寛いだ気分で、学生の皆さんの間に溶け込み、楽しく歌うことができました。合唱の素晴らしさを肌で感じることができました。選曲も良かったと思います。誰もが知っている懐かしい「ふるさと」、おそらく私たちOB世代の学生時代によく口ずさんだ「翼を下さい」、そして、季節はこれからですが、名曲「夏の思い出」。美しい調べとハーモニー。馴染みのカラオケでは決して味わうことの出来ない心地よさの中、いつの間にかゆったりとした気分になっていました。歌うことの楽しさと喜びを存分に味わいながら、暑い夏の一日は過ぎて行きました。
 そして、現役の皆さんに、あの「大学讃歌」の模範演奏を披露してもらうと、卒業生一同、その素晴らしいハーモニーに感動、あらためて一緒に3番まで歌いました。これまで機会ある度に、時には少しほろ酔い気分で大学讃歌を歌って来ましたが、コーラス付の大学讃歌は多くの参加OBにとって初めての体験、その美しい調べにうっとりしました。
 そして最後に江川団長(3年生)から「今日の御礼に、今度の演奏会に向けて練習しているメインの一曲をお届けします」とのサプライズ発言。予定にない展開に団員もびっくり。若干の打ち合わせの後、とっておきの演奏が始まると、リーデルクランツの実力の高さにまたまた感動!大きな拍手に包まれ会は締め括られました。
 ほぼきっかりの2時間、心から楽しむことが出来た今回の生涯学習講座、まさに「いつかは第九を・・」の一歩を踏みしめることができたような気がしました。

(報告者:広瀬壮二郎、28回経営)